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隅っこの部屋

松本零士作品の思い出

一番夢中になっていたのは、小、中学生の頃だったと思う。

前回の記事で書いた、宝登山の頂上で松本零士さんの訃報のLINEメッセージをくれた友人は、
当時999やガンダムの話などを一緒にして楽しんだともだちで、
ウン十年前のある誕生日の日にこんな素敵な鉄郎とメーテルの手作り人形をくれたのだった。

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多分中学生くらいの頃の作だと思うが、ちゃんと鉄郎の背中に傷があり、
しましまパンツもはいていて、
メーテルもがんばって服を脱がせばビキニスタイルという力作だ。
フェルトなので虫に食われないようにムシューダと一緒に大事に袋にしまってある。


999やハーロックを好きになったおかげで、夜=星空のロマンのイメージができて
夜の暗闇が怖くなくなったのが子供にとっては大きな事だったと思う。

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映画と言えば新宿まで出て行くしかないと思っていた小学生の頃、
別の友達が「お父さんに連れて行ってもらうけれど一緒にどう?」と999の映画に誘ってくれたのだが、
家の都合で見に行けなかったのが始まりだった。
かわりに映画版の内容の小説上下巻を買ってもらったのが写真の右上の本で
これを繰り返し読んだところから、松本作品の世界に入って行ったのだ。

3つ上の兄が誕生日プレゼントに買ってくれたのがゴダイゴのシングルレコード「銀河鉄道999」(写真中央上)で
ゴダイゴも好きになり、ジャケットの絵も大好きで同じ絵の映画のチラシは宝物だった。

(もらいたてのチラシを眺めていたら、いじめっ子がパッと取り上げて目の前でくしゃくしゃに丸めるという事件あり。
その後しばらくしてもう一枚もらえたが、あのニヤニヤ顔は忘れられない。許せん!
くしゃくしゃにされたものも、アイロンをかけて挟める下敷きに入れて大事にした)

TVシリーズや漫画を見たり集めたりしたのはその後からで、
グッズも子供のお小遣いの範囲内で楽しく集めたものだった。

999のパスは、最初に売られていたのはリアル鉄道の定期券ふうのデザインで違和感があったが、
後から出て来たパスはデザインが作品と同じだったので、
しっかり自分の名前を書いて定期入れの裏にしのばせて長い間持ち歩いた。(写真左上)

高校一年の最初の日に「1000年女王」のラミネートカードがきっかけで近くの席の子とすぐに打ち解けて仲良くなったし、
10代の数年間の楽しませてもらって本当にいい思い出だ。



  1. 2023/03/30(木) 16:21:37|
  2. いろいろなこと
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宝登山のロウバイ(と、松本零士氏の訃報)

そろそろ桜の見頃も近付き、皆の気持ちが桜色に染まる頃だが
ひと月前、ロウバイで有名な宝登山へ行った時の事を。


以前、友人とここに来た時は2017年11月5日。長瀞の岩畳も含めてのハイキングだった。
今回は一人で「ロウバイの写真を撮る」目的ひとつで。

「ロウバイ越しの両神山」
「ロウバイ越しの武甲山」
「ロウバイと青空」が撮れたらいいな。

という事で、


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青空によく映える

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ロウバイと両神山

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こちらは武甲山方面



昼食はこの景色を見ながらベンチでコンビニおにぎりを。
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こちらの斜面、よく見るとロウバイの間に木の切り株がたくさんあるのでロウバイ園の規模を広げている方向で
整備しているのかも。

そしておにぎりを食べ終わる頃に来たのが、ネットニュースで松本零士氏の訃報を目にして驚いた友人からのLINEメッセージだった
その友達は、以前一緒にこの宝登山にハイキングに来た人で、
昔、一緒に松本作品のキャラなどの絵を描いて遊んだり、交換日記で盛り上がったりした思い出を共有する友人だった。

松本零士氏の訃報には驚いたがその事は次の記事に書くとして、
「今、前に一緒に行った宝登山の頂上だよ」というこちらのメッセージにも先方は驚いたようだった。

下りは歩いておりたのだが、正直この季節、緑が奇麗なわけでも紅葉が味わえるわけでもなく
登り同様ローブーウェイで降りても良かったかもしれない。
しかし、ずっと気になっていた景色がいい天気の見頃の時期に見られたのはよかった。


  1. 2023/03/21(火) 15:54:33|
  2. 行ってきました
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喜多院の防火訓練を見学

1月26日は文化財防火デー。その前日の25日に喜多院の防火訓練があると知り、見学に行って来た。
とても寒い日だったので迷ったものの、青空で放水がよく見えると思ったので。

消防車が入る所、ホースが通る所、水しぶきがかかりそうな所だけコーンとバーで仕切りがされていて
始まる直前に立ち入り禁止に。見学者もほどほどの人数でゆとりあり。いい感じで見る事ができた。



①「火事だ~」という旗を持った女性が建物から駆け出してくるところからスタート、発煙筒が焚かれる。

②最初は一本だけの放水。近くで見たらすごい勢いだろうと思うが、建物の大きさからすると足りない感じ。

③気付けば下から水が吹き上げて水のカーテン、いや、水の屏風?

④ホースの数も増し、いよいよはしご車投入

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⑤数本のホースとはしご車からの放水、マックス。慈恵堂が見えなくなるほど。

⑥どしゃ降り状態です


⑦鎮火したもよう。

⑧ホースをくるくる巻いて

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⑨消防車へ収納

⑩閉会式へ向かう消防団の皆さま



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かっこいいっす。
手際よく、時間通り30分ほどの事でした。お疲れさまでした。


  1. 2023/01/27(金) 17:17:07|
  2. 行ってきました
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2023年版カレンダー展

2022年11月9日(水)~11月20日(日) 会期中無休
11:00~19:00 (最終日17:00まで) 入場無料
会場:ギャラリーゑいじう
参加者名、場所(地図)などの詳細はHP「幻灯機」のinfoにのせています。


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  1. 2022/10/29(土) 12:05:04|
  2. お知らせ
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「自然と人のダイアローグ」

9月11日まで国立西洋美術館で行われていた
「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」

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「ぶらぶら美術・博物館」で紹介されていて、ぜひ見たいと思っていた。
色彩豊かできれいな風景画が多めで、とても好み。
その上、大半の作品が写真撮影可。
チラシも豪華めで、売っているハガキもいい作品が多くとてもよかった。


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《雲の習作》  クロード・モネ
習作を見られるのは作者的にどうだろう、といつも思うが、
見る側としては興味深い。



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《ルーヴシエンヌの雪景色》  カミーユ・ピサロ
リアルな雪の質感に思わず足が止まる。



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 《舟遊び》 モネと、  《雲》 ゲルハルト・リヒター で作る空間



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《ピヘルスヴェルダー近郊の風景》  カール・フリードリヒ・シンケル
書かれていないけれどきっと朝。



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《高き山々 カスパー・ダーヴィト・フリードリヒにもとづく模写》  カール・グスタフ・カールス
こういう絵は、生で見ると本当に迫力がある。
景色を見ているうちに自然と中央の木に視線が引き付けられていく不思議。



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《聖なる像(ペリ)》  ギュスターヴ・モロー
やっぱり個性的。



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《森の中》  クリスティアン・ロールフス
一瞬、白い部分が森の向こう側の光かと錯覚するくらい輝く白樺



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《モンタナ湖から眺めたヴァイスホルン》  フェルディナント・ホドラー



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《ケイテレ湖》  アクセリ・ガッレン=カレッラ
画面の切り取り方が好き。涼し気で飾りたくなる絵。
名前が覚えにくい画家だ。



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《ブローニュ=シュル=メールの月光》  テオ・ファン・レイセルベルヘ
気になっていた絵の一つ。隣の絵が強烈で食われ気味。



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《サン・トロペの港》  ポール・シニャック
今までシニャックの絵を好きだと思った事は無かったし、TVで紹介されていた時も特にひびかなかったのだが、
生で見ると、とても惹きつけられた。
大きさもあるかもしれないが、現実離れした色使いなのに、絵の中の手前の影の場所に立って奥の光る街を
見ている気分になった。とてもきれいな絵。

上の4枚が同じ区画に飾られていて、長い間離れられなかった。



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《月の出(サン=ジェルマン界隈)》  パウル・クレー
色合いが好き。



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《小さな世界Ⅺ》  ワシリー・カンディンスキー
こういった絵は、同じように見えても、なんとなく好きなものと関心が無いものとに別れる。
いくつか並んだこのシリーズの中ではこれが気に入った。



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《木かげ》  ピエール=オーギュスト・ルノワール
私もよく描く画題。当然好き。



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《刈り入れ(刈り入れをする人のいるサン=ポール病院裏の麦畑)》  フィンセント・ファン・ゴッホ
正面から撮った写真もあるが、チラシにもなっているのであえてこの角度。



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《睡蓮》  クロード・モネ



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気に入った絵がハガキになっていた率が高くて嬉しい。
緑色のハガキの絵はゴッホの 《ばら》



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  1. 2022/09/16(金) 22:25:38|
  2. 美術展・展示会感想など
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